父親の少年野球との関わり方
少年野球のコーチをやっていると、色々なタイプのお父さんと知り合います。
毎回練習に顔を出すお父さんもいれば、年に1回も顔を出さないお父さんもいます。
チーム側から見れば、同然、まめに顔を出してお手伝いをしてくれる方が助かります。
しかし、子供の成長という物差しで考えるなら、どっちでも良いです。
大切にして欲しいことが誘導役をきちんとしてほしいということです。
分かりやすく説明します。
スポンサーリンク
子供を飛行機に例えると、グライダーなのです。
エンジンが付いていません。
グライダーが空を舞うためには、エンジンの付いた飛行機に引っ張って貰って、大空へ導いてもらう必要があります。
グライダーは上昇気流に乗ってしまえば、優雅に大空を舞うことができます。
子供が出場する応援にリトルシニアのチームが、地区大会を勝ち抜き、上部大会へ駒を進めたときのこと。
その時の試合会場が富士だったのです。
富士山の山麓にある球場でした。
その球場の横が飛行場でした。
お金持ちのレジャーのための飛行場だったのか?
小型のプロペラ機に引っ張られたグライダーが頻繁に飛び立っていきました。
暫くすると、小型のプロペラ機は帰ってきて、グライダーだけが大空を舞っています。
富士山の山麗の上空を優雅に舞っています。
その光景をみて、「子供はグライダーなんだ」と思いました。
大きな力を潜めているが、まだ自分一人で大空に飛び立つことができないのです。
誘導してくれるエンジン機が必要なのです。
少年野球も同じです。
「上手くなりたい」
「レギュラーになりたい」
「試合で活躍がしたい」
どれも可能です。
ただ、それを実現するためには、基本を1つ1つ積み上げる練習が必要です。
しかし、小学生にはそれは自分だけでやるのは難しいものです。
「グライダーだけで大空を舞え」と言うのと同じです。
基本練習をこなすための環境と、練習相手が必要なのです。
それを満たすのに最適な存在がお父さんです。
仕事が忙しいなど色々とあると思います。
子供の野球チームの練習に顔を出せない事情もあると思います。
それはそれでいいのです。
だた、子供が野球の基本練習ができる環境つくり、時間を見つけてその練習相手になることはできます。
その役割を担ってくれるお父さんがいると、子供の野球は飛躍的に伸びます。
これは過保護とは違います。
「自立させたい」などの理由でまったく手を出さないお父さんもいますが、過保護とサポート役は違います。
野球が未経験でも良いのです。
少年野球は高い技術を必要としません。
基本練習を繰り返し繰り返しできる環境と、一緒に練習をしてくれる存在が必要なのです。
グライダーを引っ張る小型飛行が必要なのです。
イチロー選手がお父さんと毎日練習をしていた話は有名です。
野球をサポートしてくれるお父さんの存在があると、空を飛ぶことを覚えたグライダーは、もうグライダーではなく、自分の力だけで大空を舞うことができるようになるのです。
スポンサーリンク
父親の少年野球との関わり方関連ページ
- ミズノ少年軟式用グラブ[ビクトリーステージ]
- ミズノ少年軟式用グラブ「ビクトリーステージ」のレビュー
- バッティングの打ち方を教える
- 野球未経験の小学生へバッティングの打ち方を教えるポイントとは?
- バットの選び方
- 自分に合ったバットの裏び方とは?少年野球のバット選びのポイントを紹介します。
- ゴロの捕り方と練習法[1] スリッパを使った捕球練習
- スリッパを使った捕球練習で守備力が飛躍的にアップします。学童野球のためのゴロの捕り方と練習法を紹介します。
- ゴロの捕球と練習方法[2] 片手ノックに挑戦
- 守備力を付けることが、少年野球チームのレギュラーになる近道です。ゴロ捕球の練習方法を紹介します。片手ノックのやり方とは?
- バッティングの悪い癖の直し方
- 少年野球のバッティングの悪い癖の直し方を教えます。子供のレベルアップに役立ててください。
- ときわスポーツ新宿で野球グラブを20%OFFで購入
- ときわスポーツ新宿で野球グラブを20%OFFで購入しました。在庫数が豊富なので、探している野球用品が見つかると思います。困ったときは、ベースボールときわ(新宿店)です。助かりました。
- 息子にレギュラーを獲らせる練習方法
- 野球素人お父さんでも息子のコーチングができます。息子にレギュラーを獲らせる練習方法を教えます。低学年からできます。
- 低学年の初心者練習メニュー 置きティーバッティング
- 小学生低学年の野球初心者に野球の楽しさを教えるのには、置きティーバッティング野球が一番です
- 外野フライを捕る練習方法[1]
- バンザーイしていた選手が確実に外野フライを捕球できるようになった秘密の練習方法を教えます。
- 外野フライを捕る練習方法[2]
- 外野フライが捕球できないでバンザーイしてしまう選手に、確実に捕球するポイントを紹介します。
- 「少年野球をやめたい…」と子供が言ったら
- 「野球をやめたい…」といったら。少年野球を通してモチベーションを維持するとことを教えることが大切です。これは勉強にも活かせます。子供の財産となります。
- 上達屋(東京道場/三軒茶屋) 体験レビュー
- 上達屋は野球が上手くなると評判ですが…。ピッチングとバッティングのコーチングを受けた体験レビューを紹介します
- 野球未経験のお父さんが少年野球の名コーチに変身した
- ベンチウォーマーだった選手が試合でヒットを打ち、さらにはチームの中心選手へ。その陰にお父さんとの親子練習あり。
- 親父から息子に伝えたい大切なこと
- 野球を通して伝えないこと、それは何ですか?親父から息子に伝える大切なことは?
- 速読トレーニングで球速150kmの速球が打てる?
- 野球を習ったことのない子供が、速読トレーニングを受けることで、球速150kmのボールにバットを当てるようになるといいます。呉真由美さんの教える速読術とは?
- 呉真由美さんの速読術でバッティング向上
- 小学生の息子は呉真由美さんの速読術のトレーニングをしていました。野球が上達し、勉強もできましたよ。親子で挑戦してみると良いと思います。
- 知らないと損する「頑張らない」の活用法
- 呉真由美さんの速読術「スポーツ速読完全マスターBOOK」を読んで、ハっとしたこと。少年野球の上達の秘訣が隠されていました。それは、頑張らないことです。
- おススメの野球映画はバッテリー
- バッテリー (監督:滝田洋二郎)は、親子で楽しめるおススメの野球映画です。少年野球の選手たちに、是非観て貰いたい。原作は、あさのあつこさん。1000万部を越える大ベストセラーとなった小説です。
- 高校球児の進路 大学に進学する目的は?
- 少年野球の日ごろの出来事、野球関連のニュース、練習道具のレビューなど、なんでもありで書きます。
- 少年野球チームの監督のえこひいき
- どこの少年野球チームでも起こるのが、監督やコーチの選手起用と育成へのクレームです。親としてできる、納得のいかない選手起用への対処法について
- 打率を上げるバッティング 軸足とタイミングを作る
- 少年野球の試合でヒットを量産できる選手を育てるコツ。正しい軸足とタイミングが作れると打率を上げるバッティングができます。
- イチロー選手の小学生時代の練習メニュー
- 「大リーガーイチローの少年時代」を読みました。イチロー選手の小学生の頃の野球の練習メニューは?バッティングセンターでは毎日5ゲーム以上の練習をしていたそうです
- 野球肘の予防[1] 正しい腕の使い方を教える
- 少年野球のピッチャーの怪我(故障)で多いのが、野球肘です。野球肘の予防は、正しい腕の使い方を教えることです。ここが抜けているから子供が「肘か痛い」と言うのです。
- 野球肘の予防[2] 投げた後にはアイシング
- 少年野球のピッチャーの肩と肘の予防法を紹介します。子供の頃からアイシングの習慣を付ける。