知らないと損する「頑張らない」の活用法
前回と前々回の記事で、呉真由美さんの速読術の書籍、「スポーツ速読完全マスターBOOK」について話をしました。
>>即効! スポーツ速読完全マスターBOOK [ 呉真由美 ]
著:呉真由美(扶桑社)
今回もその続きです。
以前の記事
今、この本を読み返しています。
「スポーツ速読完全マスターBOOK」のP96、P97ページに、『モットーは、「頑張らない」「焦らない」こと』ということが書かれています。
「いよいよ速読のトレーニングを実践です。みなさん、気合いを入れて頑張っていきましょう!」というのは嘘です(笑)。気合いを入れている方は、まずその気合いを捨ててください。
引用:「スポーツ速読完全マスターBOOK」
どういうことかというと、速読トレーニングでの正しい心構えとは、決して頑張らないことと言います。
「頑張ろう!」と力みすぎると、逆に脳の回転速度や処理速度が鈍り、脳にブレーキがかかってしまうと言うのです。
速読トレーニングにおいては、真面目で意欲的な人ほど結果が出にくいよいです。
頑張らなくとも、速読トレーニングを行えば、脳は勝手に活性化して、誰でも自然と速く読めるようになるといいます。
頑張っているという意識はなくとも、脳はちゃんと頑張ってくれていると書いてありました。
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少年野球の練習も速読と同じ
このページを読んで、ハっと気が付きました。
少年野球の上達と深い関係があります。
というよりも、同じです。
少年野球が上達しない子供の傾向として、「頑張ろう、頑張ろう!」という選手だったりもします。
野球が伸びて行く子供は、トレーニングを継続している選手です。
頑張ろうと思わなくとも、ちゃんと練習を続けていれば、誰でも自然と野球が上達します。
「頑張ろう!」と強く思いすぎると、脳の活性度が落ちてしまうのではないですか?
私は、息子が小学校で野球を始めたときから、中学を卒業するまで7年間、毎日、親子で朝練習をしていました。
メリハリを付けるために、月曜日だけを休みとし、雨や雪で練習ができない日以外は親子で練習をしていました。
クリスマスも正月もです。
でも、頑張っていたのではないのですよね。
練習がしたくて、練習をしていたのです。
親子の朝練習を始めた当初は、「大変だな〜、1週間続くかな〜」と正直思いました。
でも、辛かったのは最初だけです。
野球の練習を通して子供へ伝えるということが面白くて面白くて虜になりました。
子供も「野球の練習をやりたくない」とは、7年の中で一度も言いませんでした。
上達する楽しみを知ったのだと思います。
話をまとめると、少年野球の上達の秘訣は、頑張るけど、頑張らないことです。
「上手くなるぞ」、「エースにになるぞ」、「4番になるぞ」と夢を持つことは大切です。
しかし、ここへ向かって頑張ろうとすると、脳の活性が止まります。
ポイントは、その夢を一端横に置いて、目の前の今日の1時間の親子練習を頑張るのです。
例えば、ティーバッティングの練習をするなら、「正しい軸足を作ってから打つ」とテーマを決め、そこを意識して練習を実行することなのです。
悪い癖が修正され、正しいフォームで打てば、自ずと結果が出ます。
試合でヒットを打てば、それが自信になります。
そして、「良し、次もやるぞ!」と1日の練習を頑張るのです。
基本練習を積み重ねれば、良い結果が出ます。
それがモチベーションとなって、また基本練習をする。
ここに好循環が生まれます。
基本練習を続けて行くこと環境を作ることが、お父さん、あるいはお母さんのコーチングで一番大切なことです。
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