少年野球 指導

振り遅れを直す練習法

少年野球を始めたばかり選手は、
ピッチャーが投げたボールを打つ経験が少ないので、
どうしても振り遅れがちになります。

 

 

バッティングで致命的なのは、
振り遅れることです。

 

 

空振りするか、バットに当たっても力のないポップフライやゴロにしかならないでしょう。

 

 

 

 

今回は、振り遅れを直す練習方法を紹介します。

 

 

まずは、「1・2・の・3」のリズムでしっかりとバットスイングができるようになることです。

 

 

「1・2・3」でなく、「1・2・の・3」のタイミングで打てるようにすることがポイントです。

 

 

1)でバットを引きはじめ、2でテイクバックを完成しトップの位置を決めます。

 

 

そして、「の」で間を作り、3)でボールを打ちにいきます。

 

 

「の」が入ることで大切です。これによりピッチャーが投げたボールに合わせることができるようになります。

 

 

ピッチャーを想定して繰り返し素振りをして、このタイミングでバットを振れるように練習してみましょう。

 

 

次に気をつけたいこと。
それは、バットを引き始めるタイミングです。

 

 

このタイミングをどこに合わせるかというと、
ピッチャーが投球モーションに入って足を上げ、
軸足を曲げてタメを作ろうとして時に合わせるのが一般的です。

 

 

少年野球で振り遅れて空振りをするような選手は、このバットの引きが遅い選手が多いと思います。ピッチャーがボールを離す直前に引くと振り遅れてしまいます。

 

 

これを改善する練習法としては、素振りの時、お父さんがピッチャー役になって、投球モーションを起こします。
それに合わせて、「1・2・の・3」のリズムで素振りをするようにします。

 

 

これでかなり振り遅れは改善されると思います。
あとは実際にピッチャーが投げたボールに合わせられるかです。

 

 

実際のボールを打ちながら、タイミング合わせる練習法については、こちらを確認してください。

 

 

>>バッティングのタイミングの取り方

 

 

そして、最後に、
どうしても、振り遅れをする選手へ、
ちょっと特殊な練習を教えます。

 

 

その練習法とはバットの先で打つことです。
つまり、芯よりボール1個分、先でとらえる打ち方をするのです。

 

 

この打ち方をすると、
感覚的に体より前、すなわちピッチャーよりでボールを打つ感覚となり、振り遅れのスイングミスが解消されやすくなります。

 

 

 

球速のある速球にも対応しやすくなり、
結果的に、実践でバットの芯の近くでボールをヒットできるようになります。


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