コントロールを良くする方法「第2回」肘の位置

コントロールを良くする方法「第2回」肘の位置

前回は、コントロールを良くするためには、正しい投げ方を覚えることが大切と話しました。

 

■前記事
>>コントロールを良くする方法「第1回」投球フォーム

 

少年野球のピッチングで、正しい投げ方を教える場合、肘の使い方をしっかりと教えることが大切です。

 

少年野球では、トップをつくった段階(腕を後ろに引いた段階)で、肘が必要以上に背中側へ引かれたピッチャーを多く見かけます。

 

(右ピッチャーの場合)

 

トップをつくった段階で、上から見たとして、体、右肘のラインがほぼ直線的になるのが理想です。

 

少年野球のピッチャーは、まだ体ができていないし力も弱いです。

 

球速のあるボールを投げようと思い、利き腕を大きく引いてしまう傾向があります。

 

肘を大きく背後に引いてしまうと、ボールを投げるためにリリースへ向かった際に、肘が前に出てきません。

 

無理に肘を出そうとする格好となります。当然、狙ったコースへ投げるような腕の振りはできません。

 

ボールを投げる度に腕の軌道もバラバラとなりやすく、安定させるのが難しくなります。

 

それに加え、
身体の構造に対して、
無理な方向へ力を加えるようになるので、
肘や肩を故障しやすくなります。

 

これでは、投球練習を重ねてもコントロールは良くなりません。

 

制球力が付くどころか、故障への階段を登らせることになってしまいます。

 

 

ピッチャーには投げ方の基本というものがあります。

 

ピッチャーをやらせるのであれば、
そのポイントはきちんと教える必要があります。

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投げ方の基本をしっかりと教え、理にかなった投球フォームを身に付けさせる。

利き腕の肘の位置の他にも、軸足の作り方、足のあげ方、腰のターン、ウエイトのかけ方、腕の振り方、グラブの方の腕の使い方、ステップの仕方、球離れのタイミングなどいろいろと体の基本的な使い方を覚える必要があります。

 

正しい投球フォームを理解したら、練習の時から1球1球、自分のフォームをチェックしながら投げ込む必要がありあす。

 

少年野球のピッチャー場合、コーチやお父さんが、都度チェックポイントを1つ、2つ決めて、そこを意識させながら投球練習をさせると良いと思います。

 

悪い投球フォームのまま球数を投げれば、悪い癖がついて逆効果です。

 

コントロールを良いピッチャーを育てるのなら、悪い投げ方の癖がつく前に、正しい投げ方を指導してあげることが大切です。

 

指導者として投球練習時に注意したいことです。

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