バッティングの打ち方を教える

バッティングの打ち方を教える

小学校の低学年で野球を始めた子供に、どうバッティングを教えたら良いのか?

 

自分では基本的な打ち方できても、それを子供が分かるように教えることは意外に難しいものです。

 

構え方を見せて教えて、ゴムボールなどの実際に下手で出して打たしてみる。

 

野球を始めた時ならこれで良いかもしれません。

 

でも、少年野球チームに所属して本格的に野球をやるのであれば、やなり基本をしっかりと教えたいところです。

 

10年前にコーチを始めた時にはできませんでしたが、今は、入団したばかりの子供へバッティングを教える時に、次の2つについては注意しています。

 

それは軸足の作り方正しいレベルスイングですね。

 

中学、高校とレベルが上がっていっても、ヒットを量産する良い選手はここが違う思います。

 

軸足に関しても、当時は、「軸足の位置を決めて軽く膝を曲げる」くらいの表現しかできませんでした。

 

しかし、それだとどうしても、体重が足の内側にかかってしまいます。

 

体重が足の内側にかかると、トップを作って打ちに行こうする時に、体がピッチャーの方向(ボールへ向かって)動いてしまいます。

 

ボールと衝突する形になるので、安定したバッティングが難しくなります。

 

良い選手は、軸足が地に杭から何かで打ち込まれているように動かないのです。

 

巨人の阿部選手のバッティングなどを見ていると顕著です。

 

ボールを打ちに行くとき、軸足が根を生えたようにしっかりとしていて動きません。

 

そういう軸足の作り方を小学生でも分かるように説明する方法がありました。

 

「萩原流ジャストミートセオリー」というDVDの中の解説を見て、そこが良くわかりました。

 

よく学校の朝礼とか体育の授業でやる"休めの姿勢"から軸足を作る方法で、簡単にしっかりとして軸足を作ることができます。

 

小学生の頃から、正しい軸足の作り方を身に付けておけば、これ財産になりますよ。

 

もう1つ、正しいレベルスイングについて。

 

これも少年野球のコーチを始めた時に、私自身がはっきり分かっていませんでした。

 

どういう軌道が正しいレベルスイングなのか?

 

小学生にバットを上から出せと指導すると、ダウンスイングになりやすくなってしまいます。

 

しかし、レベルに振らせようとすると、バットが遠まわりし、ドアスイングになってしまいます。

 

それとよく勘違いするのが、地面に対してレベルと覚えされてしまうこと。

 

真ん中高め辺りのボールを打つことを想定して教えると、確かに地面に平行になります。

 

しかし、低めの球を打ち片を考えれば分かりますが、地面に平行なバット軌道なんて通りません。

 

今、少年野球の選手にバッティングのコーチングをする際には、軸足の作り方とレベルスイングの軌道は分かりやすく教えることを心がけています。

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野球未経験の小学生に打ち方を教えるポイント

少年野球のバッティング指導を振り返って、大切な基本を小学生でも分かるように教えるのにはコツがあると改めて思います。

 

親子で野球の練習をするときのポイントは、
(野球未経験の小学生に打ち方を教える場合)

 

・バットの握り方
・構え方
・軸足の作り方
・正しいレベルスイングの軌道

 

このあたりのことは、始めから具体的な表現で教えたいし、小学生でも分かるコーチングが大切だと思います。

 

当たり前のことですが実際は疎かにされがちなところだと思います。

 

とりあえず、バットを握らせて、ボールを打たしてみるという指導ではなく、正しい体の使い方が分かる教え方が必要だと思います。

 

元阪神タイガーズの萩原さんは、打撃フォームの基本を小学生でも分かるように説明するのが上手いです。

 

野球未経験の子供にバッティングの打ち方を教える際に、非常に参考になりました。

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