速読トレーニングで球速150kmの速球が打てる?
ちょっと前の話になりますが、妻が「スポーツ速読完全マスターBOOK(呉真由美)」を本屋さんで買ってきました。
テレビと新聞で話題になっていて、「息子のバッティング上達に役立つのではないか?」と考えて購入したそうです。
>>即効! スポーツ速読完全マスターBOOK [ 呉真由美 ]
著:呉真由美(扶桑社)
実は、私は社会人になった時に、会社の研修で速読を習っていました。
速読は単に本を速く読む技術ではなく、脳を活性化させるトレーニングです。
呉真由美の速読術にも興味があったので、私も、この速読トレーニングについて調査開始です。
メディアでは、速読のトレーニングを受けている子供がバッティングセンターで球速150kmのボールを打つことに挑戦します。
そして、見事に野球を教わったことのない子供が、150kmのボールにバットを当てるという映像が放送されていました。
「確かに150kmの剛速球にバットが当たっている〜♪」
野球の練習を積み重ねている人でも、なかなか球速150kmのボールにバットを当てることはできません。
なぜ?こんな芸当ができるのでしょうか?
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野球未経験の子供が球速150kmのボールを打てる理由は?
時速150kmのボールの場合、秒速は41.67mです。
ピッチャーマウンドからホームベースまでの距離は、18.44mです。
約0.4秒でボールが通過することになります。
普段から反射神経を鍛えていなければ、当然、振り遅れてしまいます。
ところが速読トレーニングを行っていると、大量を文字を素早く処理する訓練をしているので、脳の回転が速くなっているのです。
ボールが飛んでくるのを見ると、その情報が視神経を伝わって脳に届き、「バットを振れ」という指令を手の筋肉に出します。
速読トレーニングをしていると、その伝達にかかる時間が非常に短いのです。
故に、野球経験がない人でも、ボールがくる位置にバットを構えて当てることくらいはできるということなのです。
雑誌の企画では、球速150kmバッティングに挑戦した女性記者も、「もう当たらない気がしない〜」と言いながら、高いか低いかまでも見極めて、ボールにバットを当てていました。
ボールを打つメカニズム
まとめると、ボールを打つまでには3つの段階があります。
1.ピッチャーが投げたボールを見て、その情報が「目→視神経→脳」と伝わります。
2.その情報を受けた脳が、「バットを振れ」と手の筋肉へ指令を出します。
3.実際に手の筋肉が動いてバットを振ります。
普段野球の練習で筋肉を鍛えている人は、上の1〜2のスピートが多少遅くとも、3のスピートが速いので球速150kmバッティングに成功します。
さらに速読トレーニングで脳を鍛えることで、1と2のスピードを上げることができます。
野球技術に速読トレーニングを加えれば、スピードと球筋を余裕をもって見極めた上で、持ち前の筋力と技術でクリーンヒットを連発することも可能だといいます。
昔から伝わる野球の練習を積み重ねることに、スポーツ科学による練習も加えると、さらにスポーツの世界が面白くなるのは事実です。
楽しく色々やってみるのは良いですよ。
次回記事
>>呉真由美さんの速読術でバッティング向上
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