選球眼を良くする
バッターにとり選球眼は命です。
少年野球の試合でヒットを量産するためには、
打ちにくいボールには手を出さずに、
ストライクゾーンの甘いボールを見逃さずに振りにいくことが大切です。
今回は、選球眼を良くするコーチングのポイントを紹介します。
まず、自分のストライクゾーンがどこなのか?
自分のストライクゾーンを、しっかりと理解し、身体で覚えることが重要です。
■ストライクとは?
バッターの肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点に水平ラインを引いて上限、
膝の頭の下部のラインを下限とした、ホームプレート上の空間です。
ボールの一部がホームプレート上を通過すればストライクです。
ストライクゾーンを身体で認識するためには、
素振りやティーバティングをする時に、
必ずベースを置いて練習するようにします。
ベースを置いた上で、
内外角、高低のコースをスイングするようにします。
ベースは購入してそれほど高くないものですし、
段ボールなどを切っても作れます。
ベースを置くことで、ストライクゾーンへの意識が高まり、スイングをする度に、体でストライクゾーンを覚えていくことになります。
本当にちょっとしたことですが、ベースを使うか使わないかで、イメージ力は大きく違ってきます。
少年野球の選手で多いのですが、素振りをさせると、ストライクゾーンでないところを振っていたりします。
例えば、ベース上のミートポイントではなく、内角のボールの位置でミートするような素振りをしている選手が意外に多いものです。
ここは要チェックですね。
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選球眼をよくする練習方法
コーチが選手に「ボールを良く見ろ!」とアドバイスするケースが良くあります。
しかし、小学生にそういうと、気持がいき過ぎてスイングの始動が遅くなり、振り遅れのバッティングが多くなります。
選球眼はボールを見ることよりも、ピッチャーの投球の軌道をしっかりとイメージすることが大切です。
選球眼をよくする練習として、バットを持たずに打席に立たたせ、ピッチャーのリリース直後にボールがどのコースに来るのか、声に出して言わせみるのも効果的です。
ピッチャーのリリースポイントに意識を集中させて、
ボールの最初の動きから、その後のボールの軌道をイメージできるように、
練習を重ねましょう。
バッティングセンターなどでも、90kmのボールをしっかりと見るようにします。
数多くのボールを見て、ボールの軌道のイメージ力を養います。
選球眼を鍛えるというと、「眼」だけを注目してしまいます。
当然、動体視力が高い方が良いわけですが、実際には、目だけでなく、頭の中でボールの軌道を予測する力が必要なわけです。
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軸足をしっかりとつくる
そして、選球眼を良くするためのポイントをもう1つ教えます。
いくらボールの軌道を予測できても、目線がぶれていては、しっかりとボールを見ることができません。
止まって動くものを見るのと、自分も動いていて、動くものを見るのことを比較してみれば分かります。
しっかりと止まってボールを見るためには、軸足が大切だと思います。
しっかりと軸足が出来ていなければ、ボールをよび込むときに、体がピッチャーの方向へ動いてしまいます。
安定してヒットを量産する選手は、軸足の上に頭の位置があり、しっかりとボールを見ることができます。
ピッチャーがボールをリリースする時から、ボールがベース上を通過するまで、目線がブレずにボールを見れます。
だから、自分が打つべきボールと見逃すべきボールの判断が良いのです。
ボールの軌道をイメージする練習と合わせて、正しい軸足の作り方も確認しておきましょう。
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