子供に野球を教えるコツ 下手くそが3ヶ月でエースになった

子供に野球を教えるコツ 下手くそが3ヶ月でエースになった

少年野球をやっている子供のお父さんの一番関心ごとは、子供の野球の上達だと思います。

 

「どうしたら野球が上手くなりますか?」

 

「子供に野球を教えるには、どうすれば良いですか?」

 

という質問をよく受けます。

 

とりわけ季節、12月に6年生が卒団すると、新しいチームとなり、レギュラー争いが活発になります。

 

急に実力を伸ばす選手、逆に伸び悩んでしまう選手、色々といます。

 

お父さん、お母さんとしては、なんとかレギュラーを掴んで、試合で活躍する選手になって欲しいという気持ちが強くなる時期です。

 

今回は、短期間で選手の実力を伸ばす指導のコツを教えます。

 

 

うちの子供は小学校3年生の5月に、地元の小学校の学童軟式チームに入団しました。

 

入団したのは同学年では後の方がだったので、レギュラーを獲得するには、実力を付けて他の選手を抜かさないとなりません。

 

時折、休日を利用して、キャッチボールと簡単なノックをしてあげていました。

 

入団して1ヶ月くらい経った頃、練習をしている学校の校庭へお忍びで見に行きました。

 

すると、とくかく下手くそです。

 

コーチがノックをしている場面でしたが、ゴロはトンネル、フライがくればバンザーイです。

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野球ではなく、継続は力なりということ教える

その日、子供が練習から帰ってくるなり、「お父さん、野球が上手くなる方法をを教えて…」というのです。

 

私は、毎日コツコツ積み重ねることの大切さを覚えさせるのに良い機会と思い、「野球が上達する方法を教えてあげる。ただ1つ約束しろ、毎朝1時間早く起きて、一緒に野球の練習をすること。」と言いました。

 

息子は「わかった!」と返事し、そこから親子の朝練習がスタートしました。

 

はじめは私自身も続くか自信がありませんでした。

 

仕事は忙しいし…、でも、できるところまで、とりあえずやってみようと思いました。

 

朝練習をはじめて1ヶ月すると面白いことが起きました。

 

遂に息子がレギュラーとなりました。

 

外野の一角に入ったのです。

 

断然、息子もやる気が出て、さらに内容のある朝練習になりました。

 

そして、3ヶ月後には、ピッチャーとなり、低学年チームのエースとなりました。

 

高学年チームになったときは、5年生からエースでした。

 

継続は力なりです。

 

子供へ野球を教えるコツは、練習を継続することを教えることです。

 

ここがポイントです。

 

まずは、野球を教えるのではなく、継続することの大切さを教えるのです。

 

それともう1つ大切なポイントがあります。

 

それは基本を大切にすることです。

 

朝練習でも、ただキャッチボールをする、ただゴロを捕球する練習をする、ただティーバッティングをする、というのではなく、テーマを決めることです。

 

たとえば、キャッチボールであれば、「正しい肘の使い方をマスターする」とテーマを決めるわけです。

 

すると、正しく肘を使って投げるには、どうしたら良いのか?

 

その疑問と答えを子供と共有することです。

 

少年野球では肘が上手に使えずアーム式でボールを投げて、肘や肩を壊す選手が多いです。

 

ボールの持ち方1つとっても、テイクバックした時点で手の甲が地面の方を向いていたら、正しく腕が使えていないということです。

 

手の平、すなわちボールが上を向き、その状態でボールを投げれば、いずれ故障します。

 

親子の練習では、そういうポイントを確認しながら、キャッチボールをするのです。

 

すると、選手の野球の実力が飛躍的に伸びていきます。

 

子供がレギュラーやエース、4番バッターの座を掴むサポートをするなら、継続は力なり、基本を大切にする、の2つを教えることです。

 

子供に野球を教えるコツです。

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