悪い癖があるとバッティングは伸びない
少年野球のバッティングのコーチングで一番重要なことは、基本を徹底的に教えることです。
小学生時代、とりわけ野球を始めた低学年の時に、正しいバッティングの基本を教えることです。
長距離打者でもアベレージヒッターでも、打撃の基本となる部分は共通です。
しっかりと基本が身に付いていなければ発展は見込めません。
また、中学生、高校生になった時に、新しい技術を積み重ねていくためには、この基本が土台となります。
とくに野球を始めた低学年の時に、バットの持ち方からはじまり、構え、スイング、タイミングの取り方など正しい打撃の基本を教えることが大切です。
この時期に正しいバッティングの基本を教えないと、自己流で野球をやってしまい悪い癖が付きます。
悪い癖が付いてしまうと、なかなか元に戻りません。
バッティングは伸びなくなってしまいます。
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少年野球チームの現状の低学年への指導
しかし、現状はどうでしょうか?
チーム事情は色々とあると思いますが、監督、コーチは上級生を中心に指導し、低学年の選手への指導が疎かになりがちなチームがあります。
チームよって指導者の数の問題、練習場所等の問題で、低学年選手へのコーチングが手薄になってしまうケースがあります。
我チームも課題の1つです。
色々と対策をしています。
少年野球チームの練習時間には限りがあります。
多くは土日でしょう。
どしても個々の課題をマンツーマンで教える時間が取りずらいのです。
だから、お父さんにそこをカバーして貰っています。
個々の課題はしっかりと子供やお父さんに伝えるようにしています。
バッティングに関していえば、素振りなどは家庭でできる練習です。
朝30分早起きして親子で素振りをしたり、その他の時間を使ってもできる練習です。
新聞紙でバットを作れば家の中でもできます。
選手には1日15分の素振りを課題にしています。
その時にできるだけ、お父さんと一緒に練習するようにお願いしています。
これで子供達のバッティングレベルがかなり上がりました。
繰り返しになりますが、大切なのでもう一度書きます。
小学生低学年のまだ何にも染まっていない状態の時に、正しい基礎知識を教えることです。
野球を始めたときに基本をしっかりと身に付けた子供、身に付けられなかった子供の差は、中学、高校になると顕著に出ます。
基本がしっかりしている子供は、まるで天性のようにボールに反応するし、スイングが違います。
無駄のないスイングをしません。
できる範囲で構いませんので、子供のバッティングの基本を作るサポートをお願いします。
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バッティングの悪い癖の直し方
もし、もう既にバッティングの悪い癖が付いてしまっているなら、
少しでも早く修正した方が良いです。
バッティングの癖を直すには、素振りが一番です。
まずは、ゆっくりと振ることです。
体の使い方を意識させながら正しい動きを覚えさせます。
また、正しいイメージを動画で確認させたり、
実際のバッティングフォームをビデオで撮影して
本人に見せるのと効果的です。
頭の中の間違ったデータを書き換えるわけです。
その際に、「どうしてこういう体の使い方をするのか?」を子供にも分かるように教えることが大切です。
理由が分からないと、
意識する力が弱まり、
悪い癖はすぐに元へ戻ってしまいます。
小学生にありがちは悪い癖を直すのに、
「7日間スラッガー養成プロジェクト」
は参考になると思います。
元西武ライオンズの垣内哲也さんと大塚光二さんは、
バッティングが上手くいかない理由は7つしかないといいます。
1.肩に力が入りすぎる
2.ボールを引きつけて打てない
3.ステップしたときに体が開いてしまう
4.前に突っ込んでしまう
5.バットが下から出てしまう
6.ドアスイングになってしまう
7.バットがなかなか出てこない
DVDの中では上の7つの癖に焦点をあて、
バッティングを改善する内容です。
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